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トヨタ「匠の技」の伝承の力

2015.04.06 (Mon)
トヨタ自動車が「ものづくり」のカギを握る職人伝承を入れている。工場での製造作業に従事する能職の採用を増やし、ベテランによる育成も強化する。熟練能職の大量退職が続くなか、伝承を途切れさせない狙いがある。日本最大の製造業であるトヨタの取り組みは、産業界に影響を与えそうだ。(松岡朋枝)

愛知県田原市のトヨタ田原工場。ロボットの先端についた棒状の加工部が鉄板をしごき、くぼみを作っていく。加工具合に合わせて角度や加減を微妙に変化させるロボットの動きは、「(たくみ)」と呼ばれる熟練能者の動きをデジタル解析し、プログラミングすることで実現した。

「(人の)能は(機械などの)技術を進化させる重要な部分。そのためにも人の技能をどんどん高めなければならない」(トヨタ幹部)。完成したパーツはレクサスのスポーツクーペ「RCF」に搭載されている。自動化が進む現在でも「人の技」が製造現場を支えることに変わりはない。

トヨタは平成27年度、技能職の採用を26年度実績の804人から1300人に増やす計画だ。上田達郎常務役員(労務担当)は27年度の採用計画について「(職場の最小単位の)組には4年に1度くらい新入社員が入っていたが、2年に1人は新入社員が入るようにする」と説明する。

トヨタは26年度だけでも約1千人の技能職が定年退職した。後継となる技能者の育成は待ったなしの状況だ。グループ各社でも、豊田自動織機が27年度の技能職採用を前年度から38人増やし、デンソーも17人増やす計画だ。

トヨタではさらに、技能職トップとして高技能者育成に携わってきた河合満氏(67)が4月、技能職出身として初の専務役員に就任。23年からは溶接作業の一部をあえて手作業に置き換え、昨年12月に発売した燃料電池車「ミライ」の製造ラインでは、レクサスのスポーツカー製造などに携わったベテランと若手が一緒に作業にあたっている。

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が24年に製造業を対象に実施した調査では、回答企業の約4割が「技能伝承がうまくいっていない」と回答し、技能者の育成はトヨタに限った問題ではない。

製造業が生産拠点を海外に移す際にも「マザー工場」として、国内技能の熟練は欠かせない。高品質の日本製品を支えてきた製造現場のを守ることが、企業の競争そのものを左右する。(産経新聞)

確かにロボットで作るにしても、その細部の設定は職人に頼らざるえないからね。この部分を疎かにすると中韓にもっていかれる。

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