FC2ブログ

世界遺産の和食商業利用はダメ

2014.05.24 (Sat)



国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「和食」をめぐり、文化庁は、無形文化遺産をアピールした和食のビジネス利用を一切認めない方針を決めた。企業から「無形文化遺産登録」をうたって特定の料理や食材を販売することの是非について問い合わせが相次ぎ、同庁が、過度な商業化が続けば最悪の事態として登録取り消しもあり得ると判断したためだ。さらに、こうした方針の背景には韓国の「キムチ」が受けた“警告”も影響しているという。

同庁などによると、平成25年12月の遺産登録以降、例えば、おせち料理の具材や、和食の定番料理などについて「遺産登録された和食」としての販売は可能か、といった問い合わせが相次いでいるという。

同庁は「例外を認めると商業化への歯止めがかからなくなる」として、商業化を一切認めない見解をまとめた。特定の商品だけでなく、和食文化を楽しむツアーなどを「無形文化遺産」と付加価値を付けて宣伝することも認めない方針だ。

農林水産省も登録前の25年6月に同省食ビジョン推進室の担当者が、企業での公開講座で「もうかる日本食を広めるために(登録に)挑戦しているわけではない。販売促進に利用しようと思っている事業者は多いだろうが、われわれの趣旨は違う」と明言。商業化をもくろむ企業側にくぎを刺した。

国が過敏とも言える反応を示すのは、和食と同時期に遺産登録された韓国の「キムジャン文化」の例があるからだ。

キムジャン文化はキムチを漬ける風習を指す。事前審査を行うユネスコの補助機関が「登録」を勧告後、韓国政府は一時「キムチ」自体が登録されるかのように発表。これに対し、ユネスコが「特定の食べ物の登録と認識されて商業的に利用され、無形文化遺産登録制度の本質をゆがめることのないようにしてほしい」と、“警告”したのだ。

日本の文化庁の担当者は「まさにこのような事態を懸念している」という。登録前の変更ならまだしも、登録後に和食ビジネスが横行すれば、最悪の場合、登録取り消しにつながりかねないというわけだ。

無形文化遺産の前身「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」は2001年に始まったが、実は、食文化が登録されたのは、無形文化遺産と名を変えたあとの2010年の「フランスの美食術」が初めて。料理分野の登録が遅れた理由は明確にはされていないが、食文化はほかの文化と比べ、より商業化につながりやすいと指摘する声もある。

実際、フランスの美食術の登録時も、商業目的での乱用を防ぐようユネスコから指摘があった。

文化庁の担当者は「安易な商業化で登録取り消しとなり、業界のこれまでの努力を無にするわけにはいかない。例外はつくらないよう対応しようと考えている」と強調している。

無形文化遺産と世界文化遺産では状況が異なる。平成25年に世界文化遺産に登録された富士山は観光客が急増したが、文化庁は特にビジネス上の規制をかけていない。文化庁の担当者は「そもそも対象となる条約が全く異なる」と説明する。

無形文化遺産は無形文化遺産保護条約で、世界文化遺産は世界遺産条約でそれぞれその目的や役割が明記されている。富士山のような世界文化遺産は後者の条約が適用。その中では、ユネスコのロゴマークを使った商業化はNGとなっているが、それ以外の商業化に特に規制はない。

一方、無形文化遺産保護条約の運用指示書には「商業的乱用を回避する」とある。ただ「乱用の回避」とあるだけで明確に禁じているわけではなく、無形文化遺産に登録されている結城紬(つむぎ)などの織物は「あくまでも技術が登録されている」として商業化や販売は行われている。明確な線引きは難しいのが現実だ。(産経新聞)

むきになって宣伝しなくてもかなりの認知度があるのではないのかな?奥ゆかしいのもジャパンクールだしね。

PR------------------------------------------------------
欲しかったあのブランド品が激安で手に入る
人気ブランド激安店
---------------------------------------------------------
スポンサーサイト




コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top